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何でも俗化させる日本人 内田樹が語る「ナショナルストーリー」 [ヲタ話]
アメリカで「ナショナルストーリー」がヒット。素人から投稿された「嘘のような本当の話」をまとめたものだ。
じゃあ、日本でもやってみないかと内田樹さんと高橋源一郎さんに白羽の矢がきて承諾。で、日本で「嘘のような本当の話」を募集したのだけれど、そこで日本的な特徴が見いだせたらしい。
それは、
「日本では俗化してみせる」
んだそう。どんな強烈な体験でも深刻にしすぎない。身近にある話にしてしまうのだという。
その理由として、内田樹さんの解析は、日本には「絶対的な善」がいないから、「絶対的な悪」に立ち向かえない、耐えられないんだという。つまり、アメリカでは一神教を信仰している民族だからこそ、強烈な体験を語れる。
良い悪いではなく根っこにあるものの違いが体験談の表現にもでてきているという。
原発の扱いにしても、西洋では「荒ぶる神」として丁寧に囲って厳正に対策をとっていたけれど、日本では「俗化」させていた。これがあると儲かる、働けるというポジションにして「荒ぶる神」という意識を取りはらっていた。
『刑事ドラマ』を見ていても、アメリカでは犯人はマッドで理解しがたいという設定が多い。かたや日本では・・・ご存知の通り。
※※※
ん?と思う部分もあるけれども、ひとつの整理の仕方だと思う。
また、震災後、地震、津波、原発と「荒ぶる神」の脅威を知った後の投稿はどう変わっているか、も語っている。変わってきているのは確かだけれども、表現様式は急に変えられないのでどうしていいのかわからない。だいたい強烈な体験後は黙るしかない。すぐ言語化できる人もいるけれども、戦争の体験は何年経ってから語られたことか。強烈な体験は言語化を急ぐと鬱になる。表現が変わるのはまだまだ先かもしれないという。
けれども、「荒ぶる神」を「無かったこと」「俗化」させようとする恒常的な心理を、時の権力が巧みに利用するようにみえる昨今。
私たちの「俗化」の傾向は自分たちでも意識していきたいところだと強く思う。
そこでまた思うことだけれど、私には日本における正体の見えないホラーの方が怖い。湿り気が違う。こんな怖いものを迎えられている日本。
一神教に頼らなくても、日本は「荒ぶる神」をどう奉ってきたのかを歴史的に紐解くところに、心理的な活路があるんじゃないか、とも思ってみる。
と書いてる矢先に…
テレビを見ていたら、映画「リング」の「貞子」が始球式をしていた。完全なる俗化。街頭で子どもを脅かしていた。なまはげ?宣伝でメガ貞子がトラックに乗せられていた。これはねぷた祭り?日本の「荒ぶる神」への扱いはこうなるの?活路は?
この映像を見たら頭が少しごちゃごちゃしてきてしまった。そして、話がまとまらなくなった。
素人の話を集めた印象はまだある。「プロは話に縛りをつけるられる。編集も縛りをつけるのか仕事。自分たちで縛れないならば、外から縛らないと」
多いに納得。
自分では縛れないな。
きっと貞子の呪いだわ〜
と私も話を俗化させてしまうのでした。
じゃあ、日本でもやってみないかと内田樹さんと高橋源一郎さんに白羽の矢がきて承諾。で、日本で「嘘のような本当の話」を募集したのだけれど、そこで日本的な特徴が見いだせたらしい。
それは、
「日本では俗化してみせる」
んだそう。どんな強烈な体験でも深刻にしすぎない。身近にある話にしてしまうのだという。
その理由として、内田樹さんの解析は、日本には「絶対的な善」がいないから、「絶対的な悪」に立ち向かえない、耐えられないんだという。つまり、アメリカでは一神教を信仰している民族だからこそ、強烈な体験を語れる。
良い悪いではなく根っこにあるものの違いが体験談の表現にもでてきているという。
原発の扱いにしても、西洋では「荒ぶる神」として丁寧に囲って厳正に対策をとっていたけれど、日本では「俗化」させていた。これがあると儲かる、働けるというポジションにして「荒ぶる神」という意識を取りはらっていた。
『刑事ドラマ』を見ていても、アメリカでは犯人はマッドで理解しがたいという設定が多い。かたや日本では・・・ご存知の通り。
※※※
ん?と思う部分もあるけれども、ひとつの整理の仕方だと思う。
また、震災後、地震、津波、原発と「荒ぶる神」の脅威を知った後の投稿はどう変わっているか、も語っている。変わってきているのは確かだけれども、表現様式は急に変えられないのでどうしていいのかわからない。だいたい強烈な体験後は黙るしかない。すぐ言語化できる人もいるけれども、戦争の体験は何年経ってから語られたことか。強烈な体験は言語化を急ぐと鬱になる。表現が変わるのはまだまだ先かもしれないという。
けれども、「荒ぶる神」を「無かったこと」「俗化」させようとする恒常的な心理を、時の権力が巧みに利用するようにみえる昨今。
私たちの「俗化」の傾向は自分たちでも意識していきたいところだと強く思う。
そこでまた思うことだけれど、私には日本における正体の見えないホラーの方が怖い。湿り気が違う。こんな怖いものを迎えられている日本。
一神教に頼らなくても、日本は「荒ぶる神」をどう奉ってきたのかを歴史的に紐解くところに、心理的な活路があるんじゃないか、とも思ってみる。
と書いてる矢先に…
テレビを見ていたら、映画「リング」の「貞子」が始球式をしていた。完全なる俗化。街頭で子どもを脅かしていた。なまはげ?宣伝でメガ貞子がトラックに乗せられていた。これはねぷた祭り?日本の「荒ぶる神」への扱いはこうなるの?活路は?
この映像を見たら頭が少しごちゃごちゃしてきてしまった。そして、話がまとまらなくなった。
素人の話を集めた印象はまだある。「プロは話に縛りをつけるられる。編集も縛りをつけるのか仕事。自分たちで縛れないならば、外から縛らないと」
多いに納得。
自分では縛れないな。
きっと貞子の呪いだわ〜
と私も話を俗化させてしまうのでした。
映画『モテキ』〜ネタバレ注 [ヲタ話]
まず見てこの一言
『(500)日のサマー』?
サブカルチャーな趣味にどっぷりオタクの童貞君が、趣味も合うしスタイル抜群の可愛い彼女と意気投合。なのに彼女は彼氏持ち。でも、毎日会ってるし…僕は何?
自意識を救いとって存在意義みたいになってるサブカルチャーにジャストミートな異性が現れて…って展開だけでも『サマー?』って思ったのに、極めつけがこの演出。オマージュでしょ、これッ。
上手く行って浮かれた気分の演出が、道行く街の人々とのダンス。さすがにホール&オーツじゃなくてパ○ュームだけど。日本っぽい軽くてPopな演出が小気味いい。しかもダンスも見応え十分。さすが森山未来、芸達者。もともとダンスできますって触れ込みだったもんね。
でも『サマー』?って思ったのは冒頭だけでだんだん色合いが複雑に。
本舗はモテないのが嘘っぽい甘いマスクのジョゼフ君(堺雅人っぽい)に対して森山君。ねっとり狙い過ぎなキャラのズーイー(シー&ヒム)に対してサラっとした長澤まさみだし。
『モテキ』の感想の半分は「あれは俺だと思う。観ていて気が気でない。」だっけ。そう思わせる森山未来さすが。
ライターの能力もあって、あれだけ人とコミット出来ていれば十分なんだろうけど。異性との付き合いは別の話しね。
日本のPopカルチャーの扱い方も時代に寄り添ってなるほど!と楽しい。アイドルソングの昂揚?効用?もばっさり。久保ミツロウの原作には、このサブカルチャーと自意識の距離感をばっさり叩き切った言葉がちりばめられているのかしら。久保ミツロウ、女だからのばっさり感。期待〜。
気分をカラオケの歌詞さながらにテロップするあたり。カラオケの歌詞を読んで、グッと入り込む効果は皆よく知ってるもんね。面白い表現だわ。
マンガは途中までしか読んでないけど、麻生久美子はもっとえぐくて不幸になってて、主人公は罪悪感から出来た傷に散々塩を塗り込まれてた気がする。映画はそこまでしないで傷もさらさら後味を計算してる。遊び人役がリリーフランキーってとこからキレイな演出なんだろな。
ラストは…
とにかく後味すっきり!
澱が残らなくて面白い映画は久々。見てよかった。
久保ミツロウ。タイムスリップ部活もの『アゲイン』も好調みたい。こちらも期待!
『(500)日のサマー』?
サブカルチャーな趣味にどっぷりオタクの童貞君が、趣味も合うしスタイル抜群の可愛い彼女と意気投合。なのに彼女は彼氏持ち。でも、毎日会ってるし…僕は何?
自意識を救いとって存在意義みたいになってるサブカルチャーにジャストミートな異性が現れて…って展開だけでも『サマー?』って思ったのに、極めつけがこの演出。オマージュでしょ、これッ。
上手く行って浮かれた気分の演出が、道行く街の人々とのダンス。さすがにホール&オーツじゃなくてパ○ュームだけど。日本っぽい軽くてPopな演出が小気味いい。しかもダンスも見応え十分。さすが森山未来、芸達者。もともとダンスできますって触れ込みだったもんね。
でも『サマー』?って思ったのは冒頭だけでだんだん色合いが複雑に。
本舗はモテないのが嘘っぽい甘いマスクのジョゼフ君(堺雅人っぽい)に対して森山君。ねっとり狙い過ぎなキャラのズーイー(シー&ヒム)に対してサラっとした長澤まさみだし。
『モテキ』の感想の半分は「あれは俺だと思う。観ていて気が気でない。」だっけ。そう思わせる森山未来さすが。
ライターの能力もあって、あれだけ人とコミット出来ていれば十分なんだろうけど。異性との付き合いは別の話しね。
日本のPopカルチャーの扱い方も時代に寄り添ってなるほど!と楽しい。アイドルソングの昂揚?効用?もばっさり。久保ミツロウの原作には、このサブカルチャーと自意識の距離感をばっさり叩き切った言葉がちりばめられているのかしら。久保ミツロウ、女だからのばっさり感。期待〜。
気分をカラオケの歌詞さながらにテロップするあたり。カラオケの歌詞を読んで、グッと入り込む効果は皆よく知ってるもんね。面白い表現だわ。
マンガは途中までしか読んでないけど、麻生久美子はもっとえぐくて不幸になってて、主人公は罪悪感から出来た傷に散々塩を塗り込まれてた気がする。映画はそこまでしないで傷もさらさら後味を計算してる。遊び人役がリリーフランキーってとこからキレイな演出なんだろな。
ラストは…
とにかく後味すっきり!
澱が残らなくて面白い映画は久々。見てよかった。
久保ミツロウ。タイムスリップ部活もの『アゲイン』も好調みたい。こちらも期待!
前回ブログ『KOTOKO』を観て〜の感想をもらった。
前回『KOTOKO』を観て〜の感想をもらった。言い当てられてドキリとした。
「作品から受け取った感動に恥じないようとする責任感。」
「書かずにはいられなかったのでは」
まさにそう。けれどもすぐに書いたわけではなくて、見終わったダメージも大きかったから、すぐに言葉で断ずることもできないまま、傷跡を放置しておいた。
そうしたら、傷跡からジクジクとリンパ液が出てくるように、言葉がジクジクと漏れだして、そのうえ頭の回りを纏わり付くだけど、まとめる気になれなくて。
朝日新聞の評を読んだら、ちょっと背中押されて。文章を重ねることで、やっと出すことが出来て、そしてやっとまとまった。
動揺すると自分の中で熟成させようしてるのか、どこかで距離を置こうとしてるのか、まとめるのが遅くなる。
とりあえずひとつまとまると、飛び交ってたものが、収まる。
飛び交う念が自分のお経で少しずつ成仏する。合掌したくなる。
あ、表現ってそんなものかな。
「寓話。醜いもの、否定的なもの、そして暖かいもの、肯定的なもの、その全てが合わさって初めて本当の美しさが現れる。」
まさに。
これは、二律背反した母性のありように救われていくモチーフなんだと思う。
書いた後で宮台真司氏の評も読んだ。面白い。
【連載:宮台真司の超映画考】第10回「三本の「震災映画」から、映画の可能性を見通す 〜『ヒミズ』『KOTOKO』『RIVER』〜」 寺脇さんの論考に続き、今回の宮台さんの連載もまた「震災-映画」について論じられています。
“「疲れた男」が「聖なる娼婦」に救済される”
「ここではないどこか」を切望するのでなく、自分の居るこの場所をひたすら真下に掘り続けることで、突如、地球の裏側という「ここではないどこか」へは突き抜ける驚き。実際、突き抜けた先には「女が踊る、沖縄の海」という神話的空間が拡がっていたのだ。
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=954
昨日は塚本監督との対談があった?
#eiga 映画KOTOKO、宮台真司さんと塚本監督とでトークイベントが。宮台さんが最後に質問した「映画の中の沖縄は、人が求める正しい世界の象徴なのか?それとも、失われてしまった二度と手に入らない世界の象徴なのか?」良い質問だったけど、答えはこれからの映画でというオチも良かった
んだとか!捕われてるなぁ。
『ここではないどこか、に行くことへの飽くなき欲求』に
何故なんだろう。肉体があるからか。男だからか。
聞きたかったな。
「作品から受け取った感動に恥じないようとする責任感。」
「書かずにはいられなかったのでは」
まさにそう。けれどもすぐに書いたわけではなくて、見終わったダメージも大きかったから、すぐに言葉で断ずることもできないまま、傷跡を放置しておいた。
そうしたら、傷跡からジクジクとリンパ液が出てくるように、言葉がジクジクと漏れだして、そのうえ頭の回りを纏わり付くだけど、まとめる気になれなくて。
朝日新聞の評を読んだら、ちょっと背中押されて。文章を重ねることで、やっと出すことが出来て、そしてやっとまとまった。
動揺すると自分の中で熟成させようしてるのか、どこかで距離を置こうとしてるのか、まとめるのが遅くなる。
とりあえずひとつまとまると、飛び交ってたものが、収まる。
飛び交う念が自分のお経で少しずつ成仏する。合掌したくなる。
あ、表現ってそんなものかな。
「寓話。醜いもの、否定的なもの、そして暖かいもの、肯定的なもの、その全てが合わさって初めて本当の美しさが現れる。」
まさに。
これは、二律背反した母性のありように救われていくモチーフなんだと思う。
書いた後で宮台真司氏の評も読んだ。面白い。
【連載:宮台真司の超映画考】第10回「三本の「震災映画」から、映画の可能性を見通す 〜『ヒミズ』『KOTOKO』『RIVER』〜」 寺脇さんの論考に続き、今回の宮台さんの連載もまた「震災-映画」について論じられています。
“「疲れた男」が「聖なる娼婦」に救済される”
「ここではないどこか」を切望するのでなく、自分の居るこの場所をひたすら真下に掘り続けることで、突如、地球の裏側という「ここではないどこか」へは突き抜ける驚き。実際、突き抜けた先には「女が踊る、沖縄の海」という神話的空間が拡がっていたのだ。
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=954
昨日は塚本監督との対談があった?
#eiga 映画KOTOKO、宮台真司さんと塚本監督とでトークイベントが。宮台さんが最後に質問した「映画の中の沖縄は、人が求める正しい世界の象徴なのか?それとも、失われてしまった二度と手に入らない世界の象徴なのか?」良い質問だったけど、答えはこれからの映画でというオチも良かった
んだとか!捕われてるなぁ。
『ここではないどこか、に行くことへの飽くなき欲求』に
何故なんだろう。肉体があるからか。男だからか。
聞きたかったな。
映画『KOTOKO』 [ヲタ話]
目の前で我が子が危険にさらされたならば、あなたは平静を保てるだろうか?
母親にとって我が子はいわば分身。危険があればあるほど境界が曖昧になり平静さを欠落させて行くに違いない。
琴子には世界が二つ見える。他者は常に我が子を危険にさらす存在なのだ。他者がいる限り危険があるのが日常。平静が保てるはずもなく自らを追い込んでいく。
折しも、放射能の判然としない安全基準…リスクを負ったもの負けという現実を前に、心配のあまりエキセントリックと映る母たちの母性と重なり普遍性を色濃くする。
全く他人事ではない。
赤裸々な感情の表現者、Coccoの歌詞世界に想起され、鬼才塚本晋也監督が自身の亡き母への慕情をこめて、垂れ込める戦争に突き進む予感→我が子が危険に曝された時の『母性』を、「琴子」という”監督の作り出したCoccoのイメージ”を使って描いている。
世界が二つ見える設定も、Coccoと話しを重ねた結果のよう。Coccoの故郷、沖縄も舞台になるのだけれど、自然だらけの沖縄が映されると何かしら霊的なものと遮断されてない感じがして、もうひとつの世界が現実に『みえる』設定が当たり前に思えてくる。
もともとCoccoの唄世界は流行ではない、普遍的な感情を濃縮させたものなので、それだけで寓話のように在る。その理由に近づけたとも言えようか。
作中、Coccoの演技を感じさせない錯乱状態は、不安というジェットコースターに一緒に乗っていると錯覚するくらい…
だからCocco自身が、危ういメンタルを赤裸々に出していたのかと思いきや、監督に言わせると「何を要求されているかよく汲み取って演じていた。生まれついての表現者だ。」とのこと。
生まれついての表現者は自身を俯瞰して見るのが当たり前だから、演じることも『自身』でいるだけで成り立ったりするのかもしれない。監督から見たCoccoの映画だから尚更なのだろうけど。
Coccoの担当した美術がまた秀逸。あの色使いはなんなんだろう。妄想になだれ込んだ先のミシェルコンドリー風の手作りおもちゃの世界を見ても、表現者としての幅の広さに陶然としてしまった。
子役として実のお子さんも登場。健全なそのたたずまいに、世間的な範疇にない確かで大きな愛の存在を感じた。そしてその愛は観るものを確実に救っている。
(どんなカタチに変化しても、愛は人を裏切らない。)
それを成り立たせる寓話を世の中は求めているはずだ。
多少極端ではあるけれど、その暗喩にどれだけの人がそれに気がつくことが出来るのだろうか。
映画読みにはジワリとくるはず。大衆的ではないからこそベネチア国際映画祭オリゾンティ部門最高賞〜世界での受賞に納得。
映画館で観賞。ハンディカムで録られたリアルな音と唄が際立ち、心理に及ぼす効果が存分に感じられてよかった。
監督挨拶もあった。海外で評価が高いという鬼才/塚本晋也監督は、崩壊と衝撃を畳み掛けていく映画『鉄男』でしか知らなかったが、彼の語りを聞くことで、思いをカタチ作る確かな「知」に行き当たれた。
よい体験ができた。
以下、新聞の評を転載。
『KOTOKO』〜他人事ではない自他の関係失調 (山根貞男)
若い母親の心の叫びを描いた女性映画である。ヒロインを演じるのはシンガーソングライターのcocco。映画初主演に加えて、企画、原案、美術、音楽と多様な役割を務める。
ヒロイン琴子には世界を二つに見える、赤ん坊を抱いて道を歩いていると、自転車に乗った中年男を襲いかかる。琴子は恐怖に陥るが、男は単に通り過ぎてゆくだけだ。近所の主婦が赤ん坊を見て、まあ、かわいいと近づくや、琴子には我が子を襲う悪魔にみえてしまう。
母性の過剰さが他人との関係を失調させるのである。琴子は子どもを沖縄の姉に預けるが、東京での孤独な日々の中、リストカットを繰り返す。自己との関係が失調するわけで、歌を口ずさむときだけ心が安らぐ。
監督は塚本晋也。琴子の歌に魅せられる小説家を自ら演じるほかに、企画、政策、脚本、撮影、編集も務める。
琴子は近づいてきた小説家に暴力的に追い払う。それでも彼は怯まず、傷だらけになりながら求愛する。琴子は沖縄で健やかに成長した男の子の姿に安心し、小説家と暮らすが、また妄想がぶり返し、彼への暴力が日に日にエスカレートする。
荒れ狂う女と、満身創痍で彼女を抱きしめる男、まさに地獄図だが、同時に、何か熱いものを強烈に訴えてくる。描写の細部が過酷な関係の劇をリアルに感じさせるのである。琴子における対他・対自の失調はとても他人事とは思えない。
終盤、錯乱の高じた琴子はさらに無残な行動に突き進む。それがどのように衝撃的で、どんな結末に至るかは、ぜひ映画館で見届けていただきたい。
個性豊かな歌姫と映画作家のコラボレーションは、東日本大震災と原発事故を挟んで続けられ、愛の映画に結実した。
母親にとって我が子はいわば分身。危険があればあるほど境界が曖昧になり平静さを欠落させて行くに違いない。
琴子には世界が二つ見える。他者は常に我が子を危険にさらす存在なのだ。他者がいる限り危険があるのが日常。平静が保てるはずもなく自らを追い込んでいく。
折しも、放射能の判然としない安全基準…リスクを負ったもの負けという現実を前に、心配のあまりエキセントリックと映る母たちの母性と重なり普遍性を色濃くする。
全く他人事ではない。
赤裸々な感情の表現者、Coccoの歌詞世界に想起され、鬼才塚本晋也監督が自身の亡き母への慕情をこめて、垂れ込める戦争に突き進む予感→我が子が危険に曝された時の『母性』を、「琴子」という”監督の作り出したCoccoのイメージ”を使って描いている。
世界が二つ見える設定も、Coccoと話しを重ねた結果のよう。Coccoの故郷、沖縄も舞台になるのだけれど、自然だらけの沖縄が映されると何かしら霊的なものと遮断されてない感じがして、もうひとつの世界が現実に『みえる』設定が当たり前に思えてくる。
もともとCoccoの唄世界は流行ではない、普遍的な感情を濃縮させたものなので、それだけで寓話のように在る。その理由に近づけたとも言えようか。
作中、Coccoの演技を感じさせない錯乱状態は、不安というジェットコースターに一緒に乗っていると錯覚するくらい…
だからCocco自身が、危ういメンタルを赤裸々に出していたのかと思いきや、監督に言わせると「何を要求されているかよく汲み取って演じていた。生まれついての表現者だ。」とのこと。
生まれついての表現者は自身を俯瞰して見るのが当たり前だから、演じることも『自身』でいるだけで成り立ったりするのかもしれない。監督から見たCoccoの映画だから尚更なのだろうけど。
Coccoの担当した美術がまた秀逸。あの色使いはなんなんだろう。妄想になだれ込んだ先のミシェルコンドリー風の手作りおもちゃの世界を見ても、表現者としての幅の広さに陶然としてしまった。
子役として実のお子さんも登場。健全なそのたたずまいに、世間的な範疇にない確かで大きな愛の存在を感じた。そしてその愛は観るものを確実に救っている。
(どんなカタチに変化しても、愛は人を裏切らない。)
それを成り立たせる寓話を世の中は求めているはずだ。
多少極端ではあるけれど、その暗喩にどれだけの人がそれに気がつくことが出来るのだろうか。
映画読みにはジワリとくるはず。大衆的ではないからこそベネチア国際映画祭オリゾンティ部門最高賞〜世界での受賞に納得。
映画館で観賞。ハンディカムで録られたリアルな音と唄が際立ち、心理に及ぼす効果が存分に感じられてよかった。
監督挨拶もあった。海外で評価が高いという鬼才/塚本晋也監督は、崩壊と衝撃を畳み掛けていく映画『鉄男』でしか知らなかったが、彼の語りを聞くことで、思いをカタチ作る確かな「知」に行き当たれた。
よい体験ができた。
以下、新聞の評を転載。
『KOTOKO』〜他人事ではない自他の関係失調 (山根貞男)
若い母親の心の叫びを描いた女性映画である。ヒロインを演じるのはシンガーソングライターのcocco。映画初主演に加えて、企画、原案、美術、音楽と多様な役割を務める。
ヒロイン琴子には世界を二つに見える、赤ん坊を抱いて道を歩いていると、自転車に乗った中年男を襲いかかる。琴子は恐怖に陥るが、男は単に通り過ぎてゆくだけだ。近所の主婦が赤ん坊を見て、まあ、かわいいと近づくや、琴子には我が子を襲う悪魔にみえてしまう。
母性の過剰さが他人との関係を失調させるのである。琴子は子どもを沖縄の姉に預けるが、東京での孤独な日々の中、リストカットを繰り返す。自己との関係が失調するわけで、歌を口ずさむときだけ心が安らぐ。
監督は塚本晋也。琴子の歌に魅せられる小説家を自ら演じるほかに、企画、政策、脚本、撮影、編集も務める。
琴子は近づいてきた小説家に暴力的に追い払う。それでも彼は怯まず、傷だらけになりながら求愛する。琴子は沖縄で健やかに成長した男の子の姿に安心し、小説家と暮らすが、また妄想がぶり返し、彼への暴力が日に日にエスカレートする。
荒れ狂う女と、満身創痍で彼女を抱きしめる男、まさに地獄図だが、同時に、何か熱いものを強烈に訴えてくる。描写の細部が過酷な関係の劇をリアルに感じさせるのである。琴子における対他・対自の失調はとても他人事とは思えない。
終盤、錯乱の高じた琴子はさらに無残な行動に突き進む。それがどのように衝撃的で、どんな結末に至るかは、ぜひ映画館で見届けていただきたい。
個性豊かな歌姫と映画作家のコラボレーションは、東日本大震災と原発事故を挟んで続けられ、愛の映画に結実した。
これすごいMV!!! OK Go - Needing/Getting - Official Video [ヲタ話]
またしてもやってくれています。
これはすごい!!!
思わず見いってしまったわ。
おかしなことしているのに真剣な表情なのが、またいいのよね。
これは予告
デミアン君の、あの運転テクニック。しかも歌いながら・・・かっこよいわぁ。
前回のアルバムは後半がおとなし過ぎる印象だったけど何回も聴いた。
またビデオ効果でこの曲も何回も聴くだろうな。
メイキングはこちら。
クリエイトの語源はクレイジーではないのかしら。
これはプロモーションビデオPVというよりミュージックビデオよね、という意味で「MV」の方を使ってみました。前回話題のピタゴラ装置ビデオの中でも、音程の違うコップで音楽を奏でていたから、その時からダミアン君は着眼してたのかも。
バカバカしさに拍車をかける手作り感。美大生の挑戦っていうか、欽ちゃんの仮装大賞に通じるこの感じ。タライ使ってるし。ボケ要素完備。「味」だわぁ。
音楽以上に「びっくりハンドメイドMV」を期待されてるBandだけあって、ハードルは高かったと思うけど、そんなプレッシャーでさえも期待されてる喜びに変えたみたい。メンバーの「ちゃんと楽しませたでしょ?」って感じのちょっと勝ち気な顔(イメージ)。バカバカしいことしてる「隙」にしっかり母性愛。落とされました!
これはすごい!!!
思わず見いってしまったわ。
おかしなことしているのに真剣な表情なのが、またいいのよね。
これは予告
デミアン君の、あの運転テクニック。しかも歌いながら・・・かっこよいわぁ。
前回のアルバムは後半がおとなし過ぎる印象だったけど何回も聴いた。
またビデオ効果でこの曲も何回も聴くだろうな。
メイキングはこちら。
クリエイトの語源はクレイジーではないのかしら。
これはプロモーションビデオPVというよりミュージックビデオよね、という意味で「MV」の方を使ってみました。前回話題のピタゴラ装置ビデオの中でも、音程の違うコップで音楽を奏でていたから、その時からダミアン君は着眼してたのかも。
バカバカしさに拍車をかける手作り感。美大生の挑戦っていうか、欽ちゃんの仮装大賞に通じるこの感じ。タライ使ってるし。ボケ要素完備。「味」だわぁ。
音楽以上に「びっくりハンドメイドMV」を期待されてるBandだけあって、ハードルは高かったと思うけど、そんなプレッシャーでさえも期待されてる喜びに変えたみたい。メンバーの「ちゃんと楽しませたでしょ?」って感じのちょっと勝ち気な顔(イメージ)。バカバカしいことしてる「隙」にしっかり母性愛。落とされました!
Bon Iver / Bon Iver [ヲタ話]
グラミー新人賞受賞。出場断ったりと話題に。ミネソタ州出身なのね。UKか北欧か?と思いきや、カントリーな音色が聴こえてきて、おや?と思ったら、やっぱりアメリカ人だった。
ホントに色んな音がてんこもり。一緒にコラボしているだけあって、ジェームズブレイクの歌の雰囲気、シガーロス、コールドプレイ、フリートフォクシーズ、ディアハンターなどなどなど。
シガーロスの魅力の一つは、きらびやかな音の合間にふと入れてくる不穏な音だったり変調なリズムだったりするのだけど。ここでもまさに絶妙なバランスでやっていてくれる。多彩な音で飽きない。才能を都度に感じる。
どの曲もばらばらなのに、それでもBon~だ、と思えるのはビョーク同様、独特の声の雰囲気なのかしら。
8. Calgary では当初MVの映像に気を取られていて細かい音が聴こえなかった。アコギ⇔重なるギター音への行き来がcoldplayっぽい。明るい展開を予感させるDrum、ギターのキュってとこも好き。
Youtubeを並べ替えたら見たけど、オフィシャルビデオよりDeluxeの映像の方が音が聞こえてよかった。
1. Perth マーチングドラムが明るくて嬉しい。バチのカタカタカタカタ好きだわ。トムヨークのAll for the bestが聴きたくなる。http://www.youtube.com/user/boniver#p/a/u/0/c3GN9CqxKAY
2. Minnesota, WI 何だろう、この融合?のんきな弦から、柔らかなフルートにホーンが入り込み、またドラムが加わる構成。意外なマッチングでも成り立つ美世界にうっとり。http://www.youtube.com/user/boniver#p/a/u/1/gt8gG9iEjpM
4. Towers カントリー!なのに違和感なし。こうやってアメリカ人の心を掴むんだろな。グラミー選考側に「アメリカ人だって世界を騒がせてる新しい音をこれだけ作り出せてるんだ」という矜恃のアピールめいたものをちょっと感じてしまう。前回UKに花持たせたから今回はみたいなバランスもありそう。
http://www.youtube.com/user/boniver#p/c/3A4A38A32151F5B9/4/VGAH9ihcWv4
5. Michicant アントニー&ザ・ジョンソンっぽい歌。ディアハンターが「ヘリコプター」で多用していた、”シュっ”とか、”ドコン”という効果音を使ってる。
http://www.youtube.com/user/boniver#p/c/3A4A38A32151F5B9/5/-XScQyx7jqU
落ち着いてきて、盛り上げて、
10. Beth/Rest 歌い方も打楽器使いもジェームズブレイク。そこにアメリカの映画音楽を足してる?totoみたい?
http://www.youtube.com/user/boniver#p/c/3A4A38A32151F5B9/10/wF_Mx2xsdbw
3. Holocene MV~少年のビデオの方~水に映り込む山々なんてたまらない。たくさんのかまぼこのような山はどうやって出来たのかが知りたくなってしまう。
http://www.youtube.com/user/boniver#p/u/10/TWcyIpul8OE
でまたDeluxeビデオ!情景の美しさに息をのむ。
波しぶきとつららから滴り落ちる雫の乱舞。氷が融けて、静かに冬から春に移行してゆく安堵を多彩な音と明るい曲調が彩るよう。きらびやかな自然の営みを鮮やかに切り取ったPV。http://www.youtube.com/user/boniver#p/a/u/2/MjxA25Tj1Ks
ラストが人工物のよくありそうな橋で、注意して見ればこんなに美しいものが身近にあるんだよ、と教えてくれたみたい。両者、ロケ地はアイスランドらしい。
歌詞も朴訥としていてよい。単語が連ねる情景。感情も出来事もコントロール出来ない自然の一部であることを表してるみたい。私が先入観として抱いているアメリカっぽくない。思いを素直に表現する自由なアメリカ人、好きな一面に会えた感じ。
liveもいいね。 http://www.youtube.com/user/boniver#p/u/12/A9Tp5fl18Ho
ホントに色んな音がてんこもり。一緒にコラボしているだけあって、ジェームズブレイクの歌の雰囲気、シガーロス、コールドプレイ、フリートフォクシーズ、ディアハンターなどなどなど。
シガーロスの魅力の一つは、きらびやかな音の合間にふと入れてくる不穏な音だったり変調なリズムだったりするのだけど。ここでもまさに絶妙なバランスでやっていてくれる。多彩な音で飽きない。才能を都度に感じる。
どの曲もばらばらなのに、それでもBon~だ、と思えるのはビョーク同様、独特の声の雰囲気なのかしら。
8. Calgary では当初MVの映像に気を取られていて細かい音が聴こえなかった。アコギ⇔重なるギター音への行き来がcoldplayっぽい。明るい展開を予感させるDrum、ギターのキュってとこも好き。
Youtubeを並べ替えたら見たけど、オフィシャルビデオよりDeluxeの映像の方が音が聞こえてよかった。
1. Perth マーチングドラムが明るくて嬉しい。バチのカタカタカタカタ好きだわ。トムヨークのAll for the bestが聴きたくなる。http://www.youtube.com/user/boniver#p/a/u/0/c3GN9CqxKAY
2. Minnesota, WI 何だろう、この融合?のんきな弦から、柔らかなフルートにホーンが入り込み、またドラムが加わる構成。意外なマッチングでも成り立つ美世界にうっとり。http://www.youtube.com/user/boniver#p/a/u/1/gt8gG9iEjpM
4. Towers カントリー!なのに違和感なし。こうやってアメリカ人の心を掴むんだろな。グラミー選考側に「アメリカ人だって世界を騒がせてる新しい音をこれだけ作り出せてるんだ」という矜恃のアピールめいたものをちょっと感じてしまう。前回UKに花持たせたから今回はみたいなバランスもありそう。
http://www.youtube.com/user/boniver#p/c/3A4A38A32151F5B9/4/VGAH9ihcWv4
5. Michicant アントニー&ザ・ジョンソンっぽい歌。ディアハンターが「ヘリコプター」で多用していた、”シュっ”とか、”ドコン”という効果音を使ってる。
http://www.youtube.com/user/boniver#p/c/3A4A38A32151F5B9/5/-XScQyx7jqU
落ち着いてきて、盛り上げて、
10. Beth/Rest 歌い方も打楽器使いもジェームズブレイク。そこにアメリカの映画音楽を足してる?totoみたい?
http://www.youtube.com/user/boniver#p/c/3A4A38A32151F5B9/10/wF_Mx2xsdbw
3. Holocene MV~少年のビデオの方~水に映り込む山々なんてたまらない。たくさんのかまぼこのような山はどうやって出来たのかが知りたくなってしまう。
http://www.youtube.com/user/boniver#p/u/10/TWcyIpul8OE
でまたDeluxeビデオ!情景の美しさに息をのむ。
波しぶきとつららから滴り落ちる雫の乱舞。氷が融けて、静かに冬から春に移行してゆく安堵を多彩な音と明るい曲調が彩るよう。きらびやかな自然の営みを鮮やかに切り取ったPV。http://www.youtube.com/user/boniver#p/a/u/2/MjxA25Tj1Ks
ラストが人工物のよくありそうな橋で、注意して見ればこんなに美しいものが身近にあるんだよ、と教えてくれたみたい。両者、ロケ地はアイスランドらしい。
歌詞も朴訥としていてよい。単語が連ねる情景。感情も出来事もコントロール出来ない自然の一部であることを表してるみたい。私が先入観として抱いているアメリカっぽくない。思いを素直に表現する自由なアメリカ人、好きな一面に会えた感じ。
liveもいいね。 http://www.youtube.com/user/boniver#p/u/12/A9Tp5fl18Ho
Holocene //Bon Ivel [ヲタ話]
情景の美しさに息をのむ。波しぶきとつららより滴り落ちる雫の乱舞。氷が融けゆき、静かに冬から春に移行してゆく安堵を多彩な音と明るい曲調が彩るよう。きらびやかな自然の営みを鮮やかに切り取ったPV。
~年間最優秀曲にノミネート。これがグラミー受賞ならばすこぶる納得。
Someway, baby, it's part of me, apart from me
You're laying waste to Halloween
You fucked it friend, it's on it's head, it struck the street
You're in Milwaukee, off your feet
And at once I knew I was not magnificent
Strayed above the highway aisle
And I could see for miles, miles, miles
3rd and Lake it burnt away, the hallway
Was where we learned to celebrate
Automatic bought the years you'd talk for me
That night you played me Lip Parade
Not the needle, nor the thread, the lost decree
Saying nothing, that's enough for me
And at once I knew I was not magnificent
Hulled far from the highway aisle
And I could see for miles, miles, miles
Christmas night, it clutched the light, the hallow bright
Above my brother, I and tangled spines
We smoked the screen to make it what it was to be
Now to know it in my memory:
And at once I knew I was not magnificent
High above the highway aisle
But I could see for miles, miles, miles
~年間最優秀曲にノミネート。これがグラミー受賞ならばすこぶる納得。
Someway, baby, it's part of me, apart from me
You're laying waste to Halloween
You fucked it friend, it's on it's head, it struck the street
You're in Milwaukee, off your feet
And at once I knew I was not magnificent
Strayed above the highway aisle
And I could see for miles, miles, miles
3rd and Lake it burnt away, the hallway
Was where we learned to celebrate
Automatic bought the years you'd talk for me
That night you played me Lip Parade
Not the needle, nor the thread, the lost decree
Saying nothing, that's enough for me
And at once I knew I was not magnificent
Hulled far from the highway aisle
And I could see for miles, miles, miles
Christmas night, it clutched the light, the hallow bright
Above my brother, I and tangled spines
We smoked the screen to make it what it was to be
Now to know it in my memory:
And at once I knew I was not magnificent
High above the highway aisle
But I could see for miles, miles, miles
ベン・シャーンの「ラッキードラゴン」

「ラッキードラゴン」
第五福竜丸を課題にしたベンシャーンの60年の作品が夕刊に。
流麗な線は一本もない。揺れる線が無念さをすくい取る…という記事も胸に迫る。
芸術が媒体となる可能性を「福竜」という言葉の意味に載せたい。
ともすればポップで馴染みやすい造形、そこに浮かぶ深いメッセージ。
福島県立美術館所蔵のこの絵。
巡回を始めるこの企画にも、この記事にも「核に揺れた今年だからこそ受け止めなければ」という気概を感じる。
芸術家も学芸員も新聞も、自分の仕事で貢献できる手段を考え続けている。
こんな記事もありました。
伝えたい「第五福竜丸の記憶」 吹コンで玉名女子が演奏
自由曲をラッキードラゴンに決めた直後、大震災が起きた。いまも福島第一原発事故の放射能被害に苦しむ被災者を思うと、演奏することに迷いもあった。しかし、被曝が過去のものでないことを伝えたいと、部員たちは福竜丸の映画を見て曲の背景も学んだ。部長の山田夏奈さん(18)は「悲惨な出来事が起きた今だから伝えたい」。
曲のもとになった絵「ラッキードラゴン」は、米国画家ベン・シャーンが被曝で亡くなった福竜丸無線長の久保山愛吉さんを描いたもので福島県立美術館に所蔵。ベンは自身の絵本「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」で言っている。「無線長は、あなたや私と同じ、ひとりの人間だった。彼を描くというよりも、私たちみなを描こうとした。(中略)亡くなる前、幼い娘を抱き上げた久保山さんは、我が子を抱き上げるすべての父親だ」
福竜丸事件では、船員だけでなく日本中の人が「死の灰」におびえた。雨を恐れ、魚や水や野菜を心配した。あれから57年が過ぎたいまは、原発事故の放射能汚染から幼い子らを守ろうと必死だ。
(抜粋)
原水爆の 被害者は
「わたしを 最後に
してほしい」といって
かれは なくなった。
ひとびとは わかってきた――
ビキニの海も 日本の海も アメリカの海も
ぜんぶ つながっていること。
原水爆を どこで 爆発させても
みんなが まきこまれる。
(絵本より)
ベン・シャーンが描いたラッキードラゴンシリーズの絵に、ビナードさんが文を寄せて絵本にしたのが「ここが家だベン・シャーンの第五福竜丸」(集英社、07年に日本絵本賞)。
ビナードさんは言います。
かわいそうな久保山さん、気の毒な乗組員という被害者の物語、犠牲者の物語でした。そうした一面はあっても、本質はそこでないと僕は思った。本当は英雄の物語だと。
乗組員は「死の灰」を浴びただけでなく、その灰を持ち帰った。彼らが採取したサンプルのおかげで、水爆実験だったことが判明した。それは偶然ではなく、乗組員の知恵と行動があったからです。
ビナードさんは警告しました。
「ひとびとは 原水爆を なくそうと 動きだした。けれど あたらしい 原水爆を つくって いつか つかおうと かんがえる ひとたちもいる」
(インタビュー抜粋)
そういえば、原発も核を保有する為に存続するという一面を持つのよね。
「核の冬」はまっぴらだわ。
【追記】
そして、福にまつわる二つの出来事から「福」という字の一つの側面を、ここで考えなければいけない。
偶然にも「このままではいけない」、と身を呈して指し示す指針になっている。
何がラッキーなのか、何が幸福なのか、神さまがいるならば大きな枠でみているというのか。
この側面は、言葉を大にしては言えない。あまりに大きな無念と犠牲をともなっているから。
そして、もうひとつの福の側面を本来の福にするのは私たちの役目なのだろう。
《再追記》
左側の竜は核爆発を示しているのだそう。
竜を核にみたてるなんて、芸術家の感じ方に身震いを感じる。
人はこの神の領域の生き物である、この竜を扱えるのだろうか。
奇しくも辰年。賀状を通じて崇め奉ったところ。
さらに、竜にまつわる人間の要求も含めて、鎮まり給えと祈りたい。
★ETVでも日曜美術館で特集が。是非観ようと思う。
日曜美術館「静かなるプロテスト~反骨の画家 ベン・シャーン~」
放送日:2012年1月15日(日曜) 午前9時~9時45分
再放送:2012年1月22日(日曜) 午後8時~8時45分
出演:
脚本家 山田太一
詩人 アーサー・ビナード
写真家 江成常夫
福島県立美術館学芸員 荒木康子
http://blog.goo.ne.jp/vivamico/e/ffdf7725ce3a09b3af0be8c30034eaf3
http://blog.goo.ne.jp/11kitano22/e/9f91fd3398a039ec395ad4d8cbbf3736
http://www.asahi.com/edu/suisogaku/contest/SEB201110210009.html
お勧めchristmas song [ヲタ話]
Paul McCartney "Wonderful Christmas Time"
いろんな人のカバーも楽しくなる。
I Believe In Father Christmas - single by Greg Lake
Chris de Burgh - A Spaceman Came Travelling
JONA LEWIE - STOP THE CAVALRY - HQ video + lyrics
◆STIFFのジョナ・ルウィが1980年に放った「出兵をやめろ!」という反戦ソング。イギリス人ならみんな知ってる全英TOP3の大ヒットになった名曲中の名曲です! クリスマスソング・ファンは是非聴いて欲しい曲です。
Cliff Richard - Mistletoe And Wine
Aled Jones - Walking In The Air
ここらへんあたり聴いたことがある。ALBUMでまとまってなかったかなぁ。
Bing Crosby - White Christmas - Natale
god rest ye merry gentleman ella fitzgerald
Nat King Cole - The Christmas Song (Chestnuts Roasting...)
FRANK SINATRA - LET IT SNOW,LET IT SNOW,LET IT SNOW
Margaret Whiting and Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside
Bing Crosby - Do You Hear What I Hear?
Holly Cole Two Thousand Miles
Silver Bells - Jim Reeves
o come all ye faithful ella fitzgerald
The Power Of Love - Frankie Goes To Hollywood
Band Aid - Do They Know its Christmas 1984 HD
ポールウェラ―の顔小さい!stingのアヒル口が好き。
***The Pogues & Kirsty McColl Fairytale Of New York
以上、アダム君のおススメでした。みんないいわ。
1~2曲かと思ったら、A4一枚にリストアップしはじめて・・・有難い!
懐かしい曲あり、聴いたことがなくてステキな曲もあり、の盛りだくさん。
Holly Cole Two Thousand Miles coldplayもカバーしていたなぁ。Holly Coleやっぱりいいわ。
Margaret Whiting and Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside 幸せな気分になる。
The Pogues & Kirsty McColl Fairytale Of New York アダム君いちおし。
書ききれない。
以下、私のお気に入り。
Sting sings "Gabriel's Message"
荘厳なALBUM 『If on a Winter's Night』は冬にピッタリ。このGabriel's Messageがいちばん好き。
Sting - Gabriel's Message
87年の『Very Special Christmas』収録。Gabriel's Messageがやっぱり一番好き。
Coldplay - Christmas Lights
ちょっぴり寂しい歌詞。だからこそ前を向いて、明かりを灯そうと思える。
おもちゃっぽい舞台仕掛けが、空に浮いているみたいで幻想的。
そして、いちおしはこれ。
****Bing Crosby & David Bowie - The Little Drummer Boy / Peace On Earth
Bowieの個性的な高音とBing Crosbyのゆったりと安定した低音との絡みがいいのよね。
※リスト※
Paul McCartney "Wonderful Christmas Time"
I Believe In Father Christmas - single by Greg Lake
Chris de Burgh - A Spaceman Came Travelling
JONA LEWIE - STOP THE CAVALRY - HQ video + lyrics
Cliff Richard - Mistletoe And Wine
Aled Jones - Walking In The Air
Bing Crosby - White Christmas - Natale
god rest ye merry gentleman ella fitzgerald
Nat King Cole - The Christmas Song (Chestnuts Roasting...)
FRANK SINATRA - LET IT SNOW,LET IT SNOW,LET IT SNOW
Margaret Whiting and Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside
Bing Crosby - Do You Hear What I Hear?
Holly Cole Two Thousand Miles
Silver Bells - Jim Reeves
o come all ye faithful ella fitzgerald
The Power Of Love - Frankie Goes To Hollywood
Band Aid - Do They Know its Christmas 1984 HD
***The Pogues & Kirsty McColl Fairytale Of New York
いろんな人のカバーも楽しくなる。
I Believe In Father Christmas - single by Greg Lake
Chris de Burgh - A Spaceman Came Travelling
JONA LEWIE - STOP THE CAVALRY - HQ video + lyrics
◆STIFFのジョナ・ルウィが1980年に放った「出兵をやめろ!」という反戦ソング。イギリス人ならみんな知ってる全英TOP3の大ヒットになった名曲中の名曲です! クリスマスソング・ファンは是非聴いて欲しい曲です。
Cliff Richard - Mistletoe And Wine
Aled Jones - Walking In The Air
ここらへんあたり聴いたことがある。ALBUMでまとまってなかったかなぁ。
Bing Crosby - White Christmas - Natale
god rest ye merry gentleman ella fitzgerald
Nat King Cole - The Christmas Song (Chestnuts Roasting...)
FRANK SINATRA - LET IT SNOW,LET IT SNOW,LET IT SNOW
Margaret Whiting and Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside
Bing Crosby - Do You Hear What I Hear?
Holly Cole Two Thousand Miles
Silver Bells - Jim Reeves
o come all ye faithful ella fitzgerald
The Power Of Love - Frankie Goes To Hollywood
Band Aid - Do They Know its Christmas 1984 HD
ポールウェラ―の顔小さい!stingのアヒル口が好き。
***The Pogues & Kirsty McColl Fairytale Of New York
以上、アダム君のおススメでした。みんないいわ。
1~2曲かと思ったら、A4一枚にリストアップしはじめて・・・有難い!
懐かしい曲あり、聴いたことがなくてステキな曲もあり、の盛りだくさん。
Holly Cole Two Thousand Miles coldplayもカバーしていたなぁ。Holly Coleやっぱりいいわ。
Margaret Whiting and Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside 幸せな気分になる。
The Pogues & Kirsty McColl Fairytale Of New York アダム君いちおし。
書ききれない。
以下、私のお気に入り。
Sting sings "Gabriel's Message"
荘厳なALBUM 『If on a Winter's Night』は冬にピッタリ。このGabriel's Messageがいちばん好き。
Sting - Gabriel's Message
87年の『Very Special Christmas』収録。Gabriel's Messageがやっぱり一番好き。
Coldplay - Christmas Lights
ちょっぴり寂しい歌詞。だからこそ前を向いて、明かりを灯そうと思える。
おもちゃっぽい舞台仕掛けが、空に浮いているみたいで幻想的。
そして、いちおしはこれ。
****Bing Crosby & David Bowie - The Little Drummer Boy / Peace On Earth
Bowieの個性的な高音とBing Crosbyのゆったりと安定した低音との絡みがいいのよね。
※リスト※
Paul McCartney "Wonderful Christmas Time"
I Believe In Father Christmas - single by Greg Lake
Chris de Burgh - A Spaceman Came Travelling
JONA LEWIE - STOP THE CAVALRY - HQ video + lyrics
Cliff Richard - Mistletoe And Wine
Aled Jones - Walking In The Air
Bing Crosby - White Christmas - Natale
god rest ye merry gentleman ella fitzgerald
Nat King Cole - The Christmas Song (Chestnuts Roasting...)
FRANK SINATRA - LET IT SNOW,LET IT SNOW,LET IT SNOW
Margaret Whiting and Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside
Bing Crosby - Do You Hear What I Hear?
Holly Cole Two Thousand Miles
Silver Bells - Jim Reeves
o come all ye faithful ella fitzgerald
The Power Of Love - Frankie Goes To Hollywood
Band Aid - Do They Know its Christmas 1984 HD
***The Pogues & Kirsty McColl Fairytale Of New York
Thom yorke ではこちらもおススメです。 [ヲタ話]
テロリスト、宗教における脱洗脳で名高い、苫米地 英人氏によると、テレビに入りこんで予定調和的に笑うことも、マンガを読んで楽しむことも、繰り返しているうちに(洗脳されて)訓練して身に着けるものなのだという。
では、音楽を楽しむこともそうなんだろうか。
私には、耳が肥えてくる、安い音は嫌だとか、聴きこむうちに音が細分化されて聴こえてくることとは、また違って、
ある種の音楽を聴いてきてから聴くと中毒性を帯びてきて、繰り返し聴きたくなってくる曲がある。
訓練してからじゃないと楽しめない。いったん距離を置くと、どうでもよくて単純で陳腐に感じるのに。
それが
Thom Yorke - Drunkk Machine
な~んてね。大げさに言ってみました。ただ、リズムに慣れてノレるかどうかだけの話なんだよ~(笑)
ALBUM、SPITTING FEATHERS収録
レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークの06年7月のソロアルバム『ジ・イレイザー』のリリースに続き発売される日本独自企画盤。海外のみ発売のシングルのB面曲やアナログのみ収録のレアトラックス他を収録。
そしてこちら
Feeling pulled apart by horses/The Hollow earth, Thom yorke(2009)
2001年にジョニーと共作・共演した曲をトムヨーク名義で2009年に発表しているのだけど、この不穏なベースにまとわりつかれて、エコーがかかると、出口のないトンネルをうろつくはめになっちゃってる感じ。リズムも不定期に入りこむし。こわわ。歌詞は和訳できなくてさっぱりわからない(笑)
そのソロライブ。
Thom Yorke FEELING PULLED APART BY HORSES (RECKONER)
ギターはいっそ入っていない曲なのに、それをソロライブでギター一本で観客を静まりかえさせてるパッションは圧巻。
FUJI ROCK 2010 ATOMS FOR PEACE Feeling Pulled Apart By Horse
フリーとの競演。パッションという面で、フリーは普通にみえる。
あ~見たかった↓
http://idiotcomputer.jp/news/?itemid=2947&catid=62
Unreleased song by Radiohead - Reckoner
2001年6月23日のゴージ公演で初披露された初期「Reckoner」。2:40頃からのガコガコとかきならされるギターが真骨頂。
RADIOHEAD - Reckoner (official music video)
recknerの名は譲られて、こうなった。原型はどこ?
ここのところALBUMにまとめきれない、どこか不完全だったりして、はみだした曲の方が馴染んだりしてるわ。
予定調和拒否のひねくれ者宣言。こんな音楽にだったら、いくらでも洗脳されたいよ。
では、音楽を楽しむこともそうなんだろうか。
私には、耳が肥えてくる、安い音は嫌だとか、聴きこむうちに音が細分化されて聴こえてくることとは、また違って、
ある種の音楽を聴いてきてから聴くと中毒性を帯びてきて、繰り返し聴きたくなってくる曲がある。
訓練してからじゃないと楽しめない。いったん距離を置くと、どうでもよくて単純で陳腐に感じるのに。
それが
Thom Yorke - Drunkk Machine
な~んてね。大げさに言ってみました。ただ、リズムに慣れてノレるかどうかだけの話なんだよ~(笑)
ALBUM、SPITTING FEATHERS収録
レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークの06年7月のソロアルバム『ジ・イレイザー』のリリースに続き発売される日本独自企画盤。海外のみ発売のシングルのB面曲やアナログのみ収録のレアトラックス他を収録。
そしてこちら
Feeling pulled apart by horses/The Hollow earth, Thom yorke(2009)
2001年にジョニーと共作・共演した曲をトムヨーク名義で2009年に発表しているのだけど、この不穏なベースにまとわりつかれて、エコーがかかると、出口のないトンネルをうろつくはめになっちゃってる感じ。リズムも不定期に入りこむし。こわわ。歌詞は和訳できなくてさっぱりわからない(笑)
そのソロライブ。
Thom Yorke FEELING PULLED APART BY HORSES (RECKONER)
ギターはいっそ入っていない曲なのに、それをソロライブでギター一本で観客を静まりかえさせてるパッションは圧巻。
FUJI ROCK 2010 ATOMS FOR PEACE Feeling Pulled Apart By Horse
フリーとの競演。パッションという面で、フリーは普通にみえる。
あ~見たかった↓
http://idiotcomputer.jp/news/?itemid=2947&catid=62
Unreleased song by Radiohead - Reckoner
2001年6月23日のゴージ公演で初披露された初期「Reckoner」。2:40頃からのガコガコとかきならされるギターが真骨頂。
RADIOHEAD - Reckoner (official music video)
recknerの名は譲られて、こうなった。原型はどこ?
ここのところALBUMにまとめきれない、どこか不完全だったりして、はみだした曲の方が馴染んだりしてるわ。
予定調和拒否のひねくれ者宣言。こんな音楽にだったら、いくらでも洗脳されたいよ。
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